かなて

さあ、はじまりの謡を君と謳おう

天気が良くて  空が高い



外に目をやると動いているものがある青い水色をしている 空が青いから  そこから降りて来たのかと思った  雨の中で  嬉しそうに弾む  ふわっとした  飛び蹴りを食らう  どこから来た!  え  あ、好きな子に  うん僕かな?  窓の外をそっと見守る  雨は小降りから  おおきな涙の粒みたいに  おおきな  歌声と  オルゴールを  詠ってた  夜が近づいてくる  歌が聞こえる  あの子のうたが  そらはたかく  かぜがふいたら  きみのなをよばせてください  そのまま  君に触りたい  らら

すとぷりくえすとが放映してる時間なのに  すとぷりくえすとで  おにごっこが警察と始まってしまった  ころんくんが可愛くて  ちらちら見ちゃう  紅茶を朝からイチゴ味のシャービックを食べながら  ぼうっとしてたら  仕事するかってなった  すとぷりくえすとも  ころんくんが  かわいいから  マイキーも動いたら  きっとこうなんだと  市場に寿司食いに行こうかな  寿司食べたい




黒猫の涕(ナミダ 未選択2023年07月17日 俺はクロネコ  いつも街を見てる  今日は  学生さんが思い詰めて  クッキーを持って立ってる  学ランの詰襟をちゃんと着こなしてる  眠いけど  見届けよう


マイキーとは 未選択2023年07月17日 俺の好きな漫画の主人公だ


朝の紅茶 未選択2023年07月19日 もうすぐ誕生日だから  あの子に  なにがいいかな



昨日の兎 未選択2023年09月10日 祭りの囃子が遠くから聞こえて  月が見える  涙が止まらなくて  悔しい  朧げな記憶をたどり  疲れて  蹲り横になって  丸まって  また  止まらない涙が  幸福であったのだと  両目を頬を伝う  手の感覚はなく握力が緩慢に  名前を呼んでも  怒るし  おもちゃも喜ばないし  ゲージに入りたがらないし  先に布団で寝るし  髪を切りたいのに  触らせてくれないし  お風呂は毎日一緒に入ってるけど  暴れるし  長生きしてね  ご飯明日も頑張る



この間 未選択2023年12月30日 帰り道が一緒になって  柔らかな風が  くすぐって  空を見上げると  いい匂い  横の友人と  前の彼女  恥ずかしそうに  気にする素振り  友人は  口ごもって  ふふ  帰りに  あぜ道に咲いた花なんてみつけて  髪に似合うかなって  惚けて照れて  花なんて  あの子に星  世界は丸くて繋がっていて  星をあの子に  ケーキを手作りの誕生日会にプレゼントして  リボンを掛けた世界に祝福を  掌は君の名前  風はそゆぎ雲は流れ君の微笑  煮物なんて作って  ご飯は銘柄に拘って  味噌汁は  お腹減ったなあ  空に星が舞う



花火の白昼夢の 未選択2023年12月31日 ねむい  電車でがたこと  彼女とデート  何故か俺の幼馴染の友人が付いてくる


猫がいた  よるのなか  この部屋という自分とねこのせかいで  猫の話をしよう  だいすきな  あの  世界で一番の花の話をしよう  チョコレートの食べちゃった後の箱の匂いの話を  靴下でじゃれる君の話をしよう  本気で噛めない君のはなしをしよう



ねこのひ 未選択2024年02月13日 今日は朝棚をひっくり返して  抱きしめたら  うーうー言ってた



花火の終わった後のあの子の笑顔 未選択2024年05月24日 カーテンを閉める  火花がチリチリ  僕の中で大きくなる  さあ、あのこの喜ぶことをしなきゃ  御弁当を渡して  いっしょに  帰って  僕の部屋で  小粋に  お菓子なんか摘まんで  うたたねしたら  夕日のピンクで頬のまつげが落ちて  起きたら


冷菓子 未選択2024年08月21日 気にいるかな  僕との記念日に  CIDERとケーキ  奮発して  可愛い化粧箱に  お洒落な  飲み物  きっと  みたこともない


花束をきみに 未選択2024年08月28日 優しい手で目が覚める  柔らかな視線  微笑んだ  きみのなみだ  僕の存在は透明で  君の瞳は僕をかすめる  日差しが強くなって  夏になって  冷房の空調の音が



続く